
カオティックなイベントは山ほどあれ、無理矢理なごちゃ混ぜ感というのもあって、
主催者が思っていたようなクロスオーバーが起こらないことも多い。
その点で、『暴走ラブレター2012』と名付けられたイベントは、
いい具合にクロスオーバーをしていて、ワクワクする場面が多かった。
会場前の幕が閉まったステージ前に長州ちから君(十代暴動社)が登場。
お客さんを盛り上げるため、お得意の前説をして、BiSが登場。
最初は大人しかった客席も、曲が進んでいくにつれて盛り上がってきて、
曲に合わせて大きなレスポンスを返したり踊り始めた。
初めて見る人たちはきょとんとしたり笑っていたけれど、
そんな人たちも目の前で全力で動じずライヴをするBiSに引込まれたのか、
身体を揺らしている人たちが多くて、微笑ましかった。
僕も一緒にやりたかった。。
そして、MaltineRecordsのtomadのDJと、三毛猫ホームレスのライヴが続く。
VJは、onnnacodomo。
三毛猫ホームレスのショーは会場後ろで行われていたのだけど、
お客さんたちはステージ上のスクリーンのVJ目を奪われていた。
その姿を見た三毛猫ホームレスが、
「四畳半の部屋から頑張って出てきてみたのに、こんな踊らないフロアは初めてだーー!」
と煽ったら、少し身体が揺れ始めた感じがして、それもおもしろかった。
最後に登場したのが、進行方向別通行区分の4人。
彼らの音源は何回も聴いたことがあるけど、やはりライヴはインパクト大。
MCは、哲学的なのか適当なのか、何を言っているのかよく分からないし、
独特なアンコールスタイル(アンコールで出てきてからの方が長い)。
1曲1曲はそんなに長くなく、曲数が多いのだけど、
不思議と飽きることがなくて、次はどんな曲なんだ曲なんだと飢餓感を煽る。
本当に不思議なバンドだなあと思う。
ギターの音色と単音が、よく言われるように相対性理論を思い起こさせるけど、
もしも向井秀徳が裏路地で相対性理論を組んでいたらみたいな変なイメージを覚える。
とにもかくにもクセになるバンドであることには疑いはない。
このイベントがいい感じにぐちゃっと交ざったのは、出演者の妙もあるけど、
長州さんが客席で一緒になって踊ったり、酒を飲んで率先的に遊んでいることが大きい。
イベントを主催する人は進行などが気になったりして、
なかなか一緒に楽しむことは出来ないとは思うけれど、
主催者のはっちゃけている姿につられて、一緒に楽しもうと思う人も多い。
どのイベントでも彼はとても楽しそうで、イベントを盛り上げる気力に溢れている。
そういう人たちがもっと増えるといいな。
月曜日なのに、とても親密でごちゃ混ぜ感もたっぷりなイベントでした。