スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 2014.09.06 Saturday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

生きている生きて行こう 残された気持ち握り 潰す


bloodthirsty butchersの吉村秀樹さんが亡くなった。46歳だった。

一昨日の深夜1時くらいに、OTOTOYの飯田さんから訃報のメールがきて、意味がわからなくて、メールを見てすぐに電話した。飯田さんの声のトーンはとても低かった。低かったというよりも、色彩を失った茎のような感じがした。

ブッチャーズといえば、1987年に北海道で結成され、90年代は日本のオルタナティブ・ロックを代表するバンドとして、その頃から全国のキッズにリスペクトされていた。僕はナンバーガールの向井秀徳さんが尊敬しているということからブッチャーズを知った。最初は、その音楽のよさがなんだかよくわからなかったけど、ナンバーガールの田淵ひさ子さんがブッチャーズに加入したことからも、すごいバンドなんだと思い、ことあるごとに聴いていた。

僕が吉村さんに初めて会ったのは、2010年の下北沢シェルターだった。Limited Express (has gone?)の物販に何気なしに座っていたら、横に吉村さんが座っていたのである。田淵さんのバンド、toddleが出演していて、その物販に吉村さんがいた。

ちょうど『NO ALBUM 無題』がリリースされたばかりで、僕はそのアルバムを少しずつ聴いていたところだった。まさか、こんな側でとドキドキしながら、横目で吉村さんを確認して、何度かためらったあとに、思い切って声をかけた。何を話していたかは覚えてないけれど、アルバムがすばらしかったこと、何度も聴いていること、そして『StorWriter』というファンジンを作っていることを伝えた。

すると、「俺それもってる」「読んでる」と返事をくれた。とても遠い存在の人で、正直怖い人だと思っていたから、あまりにビックリして、もっているというのに、全部あげますと、そのとき出していた号を全部渡した。

それから、何度かブッチャーズのライヴに足を運んだ。2万電圧、渋谷WWW、記憶に残っているものは多いけれど、一番記憶に残っているのは、東日本大震災のあと、2011年4月にOTOTOYスタッフとともに行った仙台での復興支援ライヴだ。

そのライヴで、吉村さんはソロでトリを飾っていた。ちょうど映画『kocorono』が盛り上がっているあとで、ライヴ後、映画内で着ていた服を現地の人に嬉しそうにあげていた。はにかんだような顔をして、まだあるから一人一個だぞといっている顔をいまでも思い出せる。それ以上に、ライヴで歌った「ocean」がいまも頭に残っている。

  歪み行く気持ち動じ シチュエーションに身を任せて 
  怒濤の如く流れ出す 苛立ちも涙任せ 
  生きている生きていこう 残された気持ち握り 
  生きている生きて行こう 残された気持ち握り 潰す    (「ocean」)

最後の<潰す>というラインがとても暴力的に、だけどやさしく強く伝わってきた。それがなぜか、いまでもときどき考えけれど、よくわからない。なにかやろうとすると不謹慎かどうかを気にしなければいけないときに、<握り潰す>というのは大丈夫なのか、なんてことを考えていたのかもしれない。そんななかで力強く歌った吉村さんに、不謹慎も何もないぜっていう力強さを感じたのかもしれない。いまもよくわからない。でもこの曲を聴くたびに思い出す。

それ以降もブッチャーズのライヴレポートを書いたり、ライヴハウスで吉村さんを見かけることは多かったけれど、シェルターで横に座ったとき以来、吉村さんと話すことはなかった。目の前にいたにも関わらず、僕は声をかけなかった。かけられなかったといえばかけられなかったのだけど、自分が一人前になったときに声をかけたいと思っていた。ぼくにとっては、尊敬する近くにいるアーティストのなかでも、遠い存在だった。それは憧れという言葉で言い換えられると思う。

映画『kocorono』では、普段の吉村さんの姿が映されている。苛立ちも、なぜかわからないぎこちなさも見える映像は、吉村さんをより近くに、そしてより遠くに感じせた。この人の心の奥底には何があるんだろうと考えて考えて考えた。わからなかった。そんなとき、思い出したように、『NO ALBUM 無題』を聴いた。聴いても聴いても古びない。むしろ、こちらの心をぶるぶると揺さぶってくる。とても不思議なアルバムだと思った。

そして、訃報を聴いて、『NO ALBUM 無題』を聴いた。いまが2013年で、僕は30歳で、吉村さんは亡くなり、そんなことすべて忘れて音の世界にもっていかれた。このアルバムが描く渦はあまりに深淵で範囲が広い。宇宙のようだった。大きな真理的なものが込められているような気がした。そして、この作品にますます引き込まれた。どうしようもなくなった。吉村さんは作品のなかにいた。だけどこの世の中にはいなくなってしまった。1回しか話したことがないのに、こんなに親身に思い、だけど遠く感じるなんて。

最近よく考えている。作品のなかには、そのアーティストがすべて込められているのだと。少なくとも『NO ALBUM 無題』というアルバムは、そういうアルバムだ。ここには吉村さんのすべてが込められている。だからいまはとても不思議な感情にあふれている。目の前に吉村さんはいない、でも目を閉じて耳をこらすとすぐ側にいるのだから。


ほしいのは穏やかなくらし



OTOTOY TV♭にて、Ustream番組「吉澤嘉代子の魔女修行 出張編」を放送しました。事前に告知できればよかったのですが、バタバタバタバタしていて事後報告になってしまい、申し訳ないです。

平成生まれの女性シンガー・ソングライター、吉澤嘉代子。とても魅力的な歌手です。音源を聴くと、モータウンとかウォールオブサウンド、ニューミュージックとかを想像する部分が多いですが、それ以上にシンプルな彼女の曲とうたごえに魅せられています。

今回、おおはた雄一さんをゲストに迎えて、3曲弾き語りをしてもらいました。

1曲目は、おおはたさんがサウンド・プロデュースした「ぶらんこ乗り」。いしいしんじの小説もおもいおこさせる、詩的で世界観のみえる楽曲です。弾き語りでは初めて聴きましたが、楽曲のよさが一層際立ちました。吉澤さんのうたごえの高低のゆれが、ぶらんこの揺れにもつながり、それが人生の揺れ、刹那と輝きの揺れにもつながっていく、そんな印象をうけました。


2曲目は、吉澤さんが影響を受けたという井上陽水の「リバーサイド ホテル」。おおはたさんがコーラスで突然低い声を出したり、穏やかでうたうたいがうたを心底楽しそうにうたう様子が伝わってきました。うたをうたう人同士のコミュニケーションがあるんだなとわかる素敵なコラボレーションでした。


最後は、おおはたさんの楽曲「おだやかな暮らし」。もし一人で聴いていたら、確実に泣いていたと思います。楽曲のすばらしさはもちろんですが、おおはたさんの穏やかな声と、吉澤さんの揺らぎの中にも一環している芯のある声が、この楽曲をさらに彩りあるものにしてくれました。うたって、いいな。そんな当たり前と思っていたことを、とても親身に感じられる幸せをもらいました。


番組終了後には、スタッフのIさんの誕生日をサプライズでお祝い。なごやかであたたかな現場でした。OTOTOYのスタッフもお邪魔させてもらい一緒にお話をしながら、誕生日を祝いました。おおはたさんが「いいチームですね」とおっしゃっていたように、いいグルーブが生まれていたと思います。素敵な現場に関わらせてもらい、本当によかったなと思っています。

この番組、現在再放送できないか調整しています。もし見逃していて見たいという方はチェックしてみてください。本当に素敵な時間になると思います。また詳細が決まったら報告しますね。

そして、吉澤嘉代子さんの楽曲が気になったという方は、こちらをご覧ください。その名も「ほぼ未成年座談会」。「ほぼ」っていうのがいいでしょ(笑)? 吉澤さんと同世代くらいの女子たち5人が、6月5日リリース予定の『魔女図鑑』を聴いて好き勝手話します。本人不在と伝えておいたので、ストーカー、中2病、重いなどなど、自由に話してくれましたが、実は隣の部屋で本人が話を聴いていました。要するにどっきり!! どんな様子になったかご覧くださいね。


そして6月3日には、ついに吉澤さんへの単独インタビュー記事が掲載されます。ライヴレポートでも追いかけてくれているライターの長島くんが取材してくれました。写真は、いまぼくが最も信頼を置くカメラマン雨宮透貴くん。テーマは「やわらかな光」!! ロケハンして撮ってきました。こちらもお楽しみに。

6月5日には、Shibuya duo MUSIC EXCHANGEでリリースパーティが行われます。吉澤さんの魅力を、ぜひ生で感じに足を運んでみてはいかがでしょう。


なべちゃん

大切な友だちの一人、なべちゃんこと渡辺裕也くんが結婚した。

この年になると周りが結婚するは珍しくもなんともないんだけど、20代前半で知り合って、一緒にライターとして走り始めた友だちが結婚したわけで、それはとっても感慨深い出来事なのです。

直接会ったときに、おめでとうと言ったのだけど、なんか言葉足らずな気がしてもどかしくて、最近うまく言葉にできないことが多いなあとちょっと凹むことも多かったりしたり。あれ、話がずれた。

うまく言葉にできないけど、なべちゃんの結婚は本当にうれしくて、自分のことのようにじわじわ感動しています。本当におめでとう!!また平日の昼間から新宿のビルの屋上でワインとかビールとか飲んだりしたいなあ。これからも活躍を期待しています。あきこさんとお幸せに!!

いい湯だな、温泉いきたいな


昨日のブログに書いた、BIKKEさんの温泉ユニット、ビッケとカツマーレー。OTOTOYにて配信スタートしました。かなりゆるくて音楽で楽しむことが第一義的にあるユニットです。とってもほっこりするユニットです。YouTubeにて試聴もできるので、聴いてみてほしいです。お風呂あがりにでも。



そして、和田晋侍が主演、音楽をつとめる『太秦ヤコペッティ』のサウンド ・トラックも配信開始しました。それにあたり、映画も拝見したのですが、静かな狂気がうずまいていて、ゾクっとしました。それが、自分とは別世界と思わせないところが絶妙なところだなと思いました。音楽は関西の音楽を語るうえで重要なミュージシャンばかり。サウンドトラックから、映画へ入っていくのもいいと思います。映画のトレーラーとともにどうぞ。

石原只寛(sax) / 稲田誠(contrabass,bass) / WonJiksoo(mic) / ゑでゐ鼓雨磨(chorus) / カメイナホコ(piano) / 佐伯真有美(vocal) / 中林キララ (guitar) / 松永ケイゴ (clarinet) / マーヤLOVE(scream) / maayan(violin) / 和田晋侍(drums,per,synth,guitar,sampler,mic,effect.edit)


どちらも僕がレビュー書いているので、よろしければ、それも参考にしつつ聴いてもらえたら嬉しいです。本日21時からは、HAPPY BIRTHDAYのレギュラーUstream番組「秘密の時間」スタートです。お楽しみに!!


ごはんがたくさん出てきた


バタバタしており、更新が止まっていました。いまもあまり更新できる状態ではありませんが、勢いで書いておこうかなと思います。

ここ数日、怒濤のいきおいで様々なことがありました。そのなかでも、一番感慨深かったのは、BELLRING少女ハートのワンマントークイベントに出演させていただいたことです。場所はなんと、阿佐ヶ谷ロフトA。数多くの文化人が出演してきた舞台に立たせていただくのは非常に光栄なことですが、決まったのが前日、そしてライヴには何度も足を運んでいるものの、メンバーとは1回も話したことがないという、おそろしすぎるシチュエーション。でも、おもしろそうだから出演させていただきました。

メンバー5人、ディレクターの田中さん、ブッチさん、そして僕。と、僕だけかなり浮いているものの、ヲタの方たちがやさしくて気持ちが楽になりました。先日行われた渋谷WWWでのワンマンライヴを振り返りつつ2年目を語ってもらったのですが、だんだんグダグダになっていってしまい、本当にすいませんでした。。これからもっと現場に足を運んで、メンバーの考えなども理解したうえで、彼女たちのよさを伝えていけたらと思います。ただ、これだけは言えるのは、いまのベルハーは油がのっていて、かなりめちゃめちゃおもしろい存在です。見ておいて損はありません。

そのイベント中、まさかのBIKKEさんもステージに参加。中学生のころラジオで聴いていたTOKYO NO.1 SOUL SETのBIKKEさんと同じステージに…と思うと、なんか本当に感慨深かったです。そしてBIKKEさんのユニット、ビッケとカツマーレーの音源に関してもOTOTOYでリリースがあります。なので、いろんなタイミングがぴたっとあって、ビックリしました。でも、日々やっていることが、こうやって線になることは少なからずあることなので、毎日の積み重ねは大切だなと思ったのでした。

他にも春告ジャンボリーに行ったり、マエケンさんの「ライヴテープ」を見返したり、いろいろあったのですが、止まらなそうなので、このへんで。あっ、明日21時からは、HAPPY BIRTHDAYのレギュラーUstream番組がはじまります。メンバーはもちろん、制作チームもかなり気合いを入れて作っている番組です。ぜひ見て欲しいです。あっこさんの謎のゴリラのコーナーも期待を。それでは!


<< | 2/153PAGES | >>

PR

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>

StoryWriter Vol.6

STORYWRITER vol.6

StoryWriter vol.2

StoryWriter vol.3

StoryWriter vol.4

人気ブログランキングへ

selected entries

categories

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM